あるところにクラウドがいました。
完じゃないよ。
くらうどは、幻のきのこ「キーシメン」をとろうと、魔物が居るという魔の森に行くことを決めました。キーシメンとは、食べれば不老不死。だしを飲めば魔法を使えるようになる・・・と。いう伝説があったのです。
くらうどは、まず古代の武器店によりました。なんてったって、くらうどは貧乏でした。古代の武器店はかなり安いですが店長でも使い方がわからないのもあります。
そして、くらうどが武器を選んでいるとくらうどは不思議なものを見つけました。
その、名前は、オメガブラスターでした。
クラウドは、オメガブラスターをもってみると、不思議な力がやどっていました。
クラウドは新しく魔法とモンスターを召喚できるようになりました。
剣を持った事で、魔法が使えるようになったクラウドはキーシメンをとる事をやめました。
クラウドは、不老不死ではなく、魔法を使いたいだけだったからです。
さっそく、魔法が使えるようになったクラウドは、自分の力を他の人にみせたいがため、町へ走っていきました。
町へ着いたクラウド。早速魔法を使いました。しかし・・・
町人「キャアアアアアア!!!!ウワアアアアアアアアアア!!!」
町人A「なにすんだい!街中でいきなり魔法を使うなんて!!あたしゃ死にかけたよ!!!
裁判で訴えるよ!!!」
クラウド「すいませ〜〜〜ん!!!!!」
クラウドは逃げた。
クラウドはいつの間にか、城の中に入っていた。その辺を歩いていると、ポスターがあった。
クラウド「なになに、『コロシアム 最強戦士決定戦』か・・・これだっっ!!!」
クラウドは、コロシアムに出ることにした。
受付を済ませたクラウドは一回戦目の相手とイキナリバトル!!
相手はスコールだ!!
「いくぞ!!」
クラウドは威勢良くスコールのもとへ走っていった!
しかし!!スコールの必殺技でアッサリと負けてしまった!!
「何で負けたんだー!!」
スコール「お前はまだまだ未熟だ。」
クラウド「なんだとお〜〜〜!!!」
スコール「悔しかったら俺を倒してみろ。」
クラウド「やったるわああ!!!!!!」
8戦8敗 全敗
クラウド「うう・・・」
スコール「お前、強くなりたいのか?ならここへ行くといい。いい修行になる。」
別に強くなりたい訳でもないが、負けたのは悔しいので、地図をもらった。
目的地へ向けて旅をするクラウド。しかし、ある事を思い出す。
クラウド「・・・ハッ!コロシアムで魔法使うの忘れてた!!はああ・・・(涙)」
そして、クラウドは地図の示す場所へ行った。
ついてみるとそこは・・・ムー林寺!?
クラウドは門を空けた瞬間!
寺の人「ムー林寺へようこそ」
寺の師匠。ムー「まず、グランド10000周から」
ムー「ビリは腕立て伏せ一億回・腹筋一億回・背筋1億回をやれ」
だだだだだだだだだぉどぉぉぉぉばはぁをかぁぁ!!!
と、寺にいる生徒達は一瞬で10000周を走りきってしまった。
ムー「はい、そこのクラウド腕立てと腹筋と背筋しなさい。」
クラウド「えええ!?なんで!?しかもなんで俺の名前知ってるんだYO!」
ムー「かんだ」
クラウド「っふ、やってられねーYo!」
と、クラウドは逃げようとしたら・・・門が空かない・・・。気づけば回りは海だ・・・
ムー「わしの能力でムー林寺を島にしたのだ。ここからは逃げられない。達人クラスになったものから帰れる。」
クラウド「な。なんだってぇ!?」
と、クラウドは門にこんな紙を見つけた
・・・
赤ちゃんクラス
小学クラス
中学クラス
高校クラス
見習クラス
初級クラス
中級クラス
上級クラス
超上級クラス
超超上級クラス・・・
と、達人までは最低でも100000のランクを上げなければならなかった・・・。その紙は天まで登るんじゃないかというほど長かった。
クラウド「そ、そんな・・・まずどこから始まるんです・・・?」
ムー「始め?ああ、始めは見習からだ試験に落ちると下がる」
ムー「あ、お前は原始人クラスからだ。お前はダメダメだからな」
クラウド「原始人・・・!?それってどのくらい下なんですか・・・?」
ムー「100下だ」
クラウド「なんで、こうなったんだ・・・」
クラウドは悪夢のムー林寺を抜け出せるか!?
「・・・やってやる・・・。もうこうなったらやってやる!!」
「ほぅ・・・いい度胸だな」
ムーはクラウドの意気込みに多少感心した。するとクラウドは、
「ここで1番強いやつを出せ!!」
周りの修行者は仰天した。みなが
「馬鹿じゃないのか・・・・」
などと声を上げている。しかし、ムーはここで1番強いやつを呼んだ。
「おい!!ロック!!ロックはいるか!!」
上から「呼んだか!?」という声とともにロックという人物が降りてきた。クラウドは剣を持ってロックに斬りかかったが!!ロックはいきなり「ファイア」を唱えてクラウドを戦闘不能状態におとした。
「な・・・ファイアで・・・?」
ムーはロックを見ていった。
「さすが・・・・わたしを抜く能力を持ってでしてもここに残っただけはあるな」
「このおっさんを抜く能力!?あのスコールより強いってか!?無敵・・・・グフッ・・・・」
クラウドは倒れた。そして、数時間してクラウドは傷が癒え、いきなり起きたかと思えば・・・・・。
「俺は絶対強くなってここをでてやるー!!」
と叫んで一生懸命筋トレをした。が、体力がもたず、バタンキュー。
クラウドは、誰かによって体力が回復していました。
目覚めた後、クラウドは特訓した。その体はもうボロボロだ。しかしそれでもクラウドは特訓をやめない。
ムー「クラウド。特訓はいいが、それじゃ体がもだんぞ。」
クラウド「うるさい!!黙れ!!特訓の邪魔をするな!!!1、2、1、2、・・・」
ムー「まったく・・・」
数時間後、クラウドはついに倒れた。それを見たムーは、クラウドを治療してやった。ムーはクラウドの事を少し気にいったらしい。
ムー「こんな根性のあるやつは初めてだ。こいつはきっと、強くなる。」
2日後、クラウドはランクが上がっているのに気が付いた。
クラウド「ん〜〜〜???ランクが50上がってる・・・やった〜〜〜〜〜!!!!おっさん、これって何クラス!?」」
ムー「弥生人(やよいじん)クラス。」
クラウド「弥生人・・・(涙)」
「大変ですね」
女の人がクラウドに声をかけてきた。クラウドはすぐさま姿勢を正した。
「あ・・・あなたは?」
「ワタシはエアリスって言います。よろしく」
「よ・・・よろしく!で、エアリスさんはどのクラスで?」
「ワタシは弥生人よ。あなたと同じ」
ティーダの心の中
マジ!?
そして、エアリスと共にクラウドは訓練を続けた。気づいてみると、運動場100週はなんてことなく、なってきていた。
エアリス「よしっ!テスト受けに行きましょ!」
クラウド「おぅ」
ムー「おお、お前らかけっこう訓練頑張ってるじゃないか。で、お前らは弥生人レベルか・・・がんばってくれよ。よし、お前らは今回、赤ちゃんレベルのテストを受けてもらう。これで、やっと表に戻れるぞ。」
クラウド。エアリス「はい!」
むー「じゃあ、テストだが・・・、これをやってもらう。」
エアリス・クラウド「ええ!?」
エアリスとクラウドが見たものとは!?
クラウドとエアリスに与えられた試練。それは・・・
クラウド「『ドラゴン先生・革ジャン先生に負けないような教師になれ!』だって!?」
ムー「そうだ。」
エアリス「それって、『3年C組・ドラゴン先生! オオーアチャ!アチャチャチャチャチャチャチャアアチャアーーー!!!
はい、ここテストに出まーす。 カリカリカリカリ・・・
やってらんねー。』ってやつ?」
ムー「その通り。」
クラウド「じゃあ、もう片方は、『3年A組・革ジャン先生! オーイエィ!! ォーィェィ・・・
B・A・B・I ア、ベイベェ!!!!
受験間に合うかなー・・・』って奴か。」
ムー「そう、それそれ。それ大好き!とにかく、どっかの学校にでも行って来い!早く!」
エアリス「やってらんねー。」
クラウド達が出て行って1時間後・・・・・。
最初のクリア者がムーのいる門へ走ってきた。
「おぉ〜。よくクリアしたなぁ〜。」
エアリスだった!!!
「ん?お前・・・・。我試練をクリアしていないな!?」
「あなたは・・・・。私達にこんな事をさせてどうしようての?貴方の正体は分かっているのよ!!裏切りの魔物よ!!死になさい!!ホーリー!!」
白い光がムーを囲む。しばらくして、光はおさまったが、ムーは生きていた。ムーはエアリスを地面に叩きつけた!!
「正体をバレてはお前を生かしてはおけんなぁ・・・・」
ホーリーがきかないの!?
エアリスはショックだった・・・・。エアリスはムー殺される確信した。しかし、後ろから誰かがムーを斬った。エアリスは恐る恐るそ人物を見た。ロックだった。
ロックはエアリスは起こして他の奴等はもう逃がした。お前も早く逃げるよう言った。しかし、エアリスはロックを残して逃げられないと言う。
「お前がここを逃げ出せれば、俺とお前はいずれどこかで出会う。早く逃げろ!!」
エアリスはロックに押されて逃げた。途中であったクラウドの手をつかんで逃げた。
後ろを振り返るとロックとムーのいた場所がみるみる破壊されている。
「ロック!!」
エアリスは叫んだ。後ろから誰かが現れた。ジタン・・・・・。
訂正。「15」番、『B・A・B・I』じゃなくて『B・A・B・Y』でした。
っていう、夢見たんだ。と、クラウドはエアリスに言った。
エアリス「へー。ムー師匠が魔物かぁ」
しかし!ソレが現実に起こってしまった!(名台詞)
クラウド「っていうのも夢だったんだ」
ムー「なに!わしが魔物だったと!ホッホッホ!随分面白い夢を見たんじゃな!それより、そろそろ赤ちゃんレベルの試験じゃぞ。お前と、エアリスもな。」
クラウド「ホント!?もうそこまでいってたんだ!やった〜〜!!待ってて!エアリス呼んでくる! ぉ〜〜〜〜ぃ!エアリス〜〜〜〜〜!!!」
ムー「ホッホ。元気な奴じゃ。」
クラウド「連れてきたぜ!」
ムー「来たか。じゃ、早速試験じゃ。ほい、これじゃ。」
その紙に書かれた物は、『グランド10000周 ビリは特別コース』
クラウド「これってまさか・・・」
エアリス「あのときの・・・」
だだだだだだだばあああをかああああああ!!!!!!!!
2人「やっぱり〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!(涙)」
しかし、今回は速かった。特訓の成果が現れているようだ。
クラウド「おお!!??オレ、ついて行けるぜ!!あいつらに!!!」
エアリス「私もよ!!!ところで、クラウドも初めて来た時、これだったの?」
クラウド「うん。そだけど。お前もか?」
エアリス「うん。」
クラウド「やっぱり。きっと、始めて来た奴はみんなこれをされるんだよ。」
エアリス「そうかも。」
と言っている間に、もうあと1周である。
クラウド「う〜〜〜〜ん、どうせなら1位がいいよな。」
エアリス「そうよね。」
2人「うおおおおおおおおおりゃああああああああああ!!!!!!!!!!!」
ヒュ〜〜〜〜〜〜〜ン・・・
修行僧「は、速ッ!!!!!!」
ムー「なにい!!!!なんちゅう速さじゃ!!!!!」
クラウドとエアリスは、同着1位になった。
クラウド「へーー、やるじゃん。」
エアリス「あんたもね。」
ムー「す、凄いじゃないか!!!!!!!お前ら!!!!!飛び級じゃ!!!!!」
クラウド「へ・・・・・?」
エアリス「飛び級・・・!?」
ムー「そうじゃ!!!!!あいつらに勝つとは、びっくりじゃ!!!!実はあれ、ただの人形なんじゃ。わしが魔力で動かしておったんじゃが、それを抜いて1位になるとは!!!!!上位に入った奴は何人かおったが、1位になったのはお前らが初めてじゃ!!!!!!」
クラウド「ところで、その何人かって誰ですか?」
ムー「えー、確か、わしと、ロックと、あと、スコールとか言う奴じゃ。他にも何人かおったが、忘れてしもた。」
クラウド「(え!?スコールとロックでも1位になれなかったのか!?って事は・・・)おれ、あいつらより強くなったって事か!!やっっっった〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
エアリス「ところで、何クラスになるんですか?私達。」
ムー「お前らは、銀河系クラスじゃ!!喜べ!!!あと40級上で達人クラスじゃ!!!!!!」
エアリス「ホント!?やったわ!!!!!!さ、クラウド!特訓始めましょ。」
クラウド「おう!」
その後2人は、ぐっすり眠ってしまった。どうやら、かなり疲れたらしい。後40級で達人・・・それは、ここから出れることを意味する。次は、宇宙レベル。次は、どんな試練があるのか・・・。
その、後2人は特訓を続けた、その次の日もそのまた、次の日も・・・。だが、まだムーは試験に受けさせてくれなかった
ムー「次の試験は命がけになる、まだ訓練がたりん」
そう、言いつづけた・・・。
「あいつは、まさか・・・。」ムーの1人ごとがクラウドの耳にいつまでも残っていた。
朝になった。鳥の声がクラウドの部屋中に響き渡る。
それと同時に外が騒がしい。と、いきなりエアリスがクラウドの部屋に入ってきた。
「と。と。エアリス!?何をいきなり!!」
「寝ぼけてないで早く起きて!!大変なの!!」
「な・・・何が!?」
「ムー師匠が!ムー師匠が!!」
エアリスは涙目になっていた。クラウドはなんとかエアリスを落ち着かせ、話を聞いた。
「え・・・?ムー師匠の姿が見えない?修行じゃないのか?」
「違うと思うわ・・・。だって今日はムー師匠の好きな焼きプリンが朝の食事についてきたんだもの。食べないで消えるなんておかしいわ!!」
「どっからその情報を・・・・。まぁいい。とにかく探そう!!」
そう言ってエアリスとクラウドは部屋を飛び出て生徒たちと一緒にムー探しをした。
クラウドたちは部屋を一目散に出た後・・・・
クラウド「ムー師匠!」
そこにはムー師匠がたおれていた!
エアリス「ムー師匠!ムー師匠!」
ムー師匠はゆすっても起きなかった・・・・
クラウド「あっ焼きプリンの山だ。」
ムー「なにぃ!?」
ダダダダダダダダダッ!!!
ムー師匠はマッハ5くらいではしっていった
そこにはなんと!
焼きプリン・ザ・ビッグがあった
ムー「いただきます。」
バクバクバクバク・・・・
ムー「・・・・モゴモゴ・・お前たちも食べたらどうじゃ?」
エアリス「私は遠慮しと・・」
クラウド「いいんですか?!!!」
こうして日が暮れるまで二人は焼きプリン・ザ・ビッグを食べていた。
それで、気を良くしたムーは2人に「試験受けても良いぞ」と言った。そして、とうとう宇宙クラスの試験が始まる!
この扉の向こうに宇宙クラスの試験が・・・・!!
クラウドとエアリスはドキドキしながら扉を開けた・・・・瞬間!!なにかが扉から出てきた!!
クラウドとエアリスはあわてて戦闘体制入ったが間に合わなかった。
そして、二人は扉から出てきた何かに攻撃されて戦闘不能に!!
「くそっ・・・」
「何今の・・・」
二人は落ち込んだ。すると、後ろからムーが現れて言った。
「なにが出て来たか見えたか?」
二人は防御をするのに精一杯だったので何がでて来たのかまでは、見ても記憶に残っていなかった。
「いえ・・・・」
二人は声を合わせて首を横に振った。
するとムーは顔色を変えた。
「ばか者が!!どんな状況であっても敵の姿を記憶しておくのは当然の事じゃろう!!こんな事は初めてじゃ!!」
ムーはかなり怒っている。しかも、そのうえ
「・・・・二人とも4ランク下げる事に決定じゃ!!」
「えぇ〜!!」
二人は尚更ヘコんだ・・・・。
次の日
「ねぇ、クラウド!」
「なに?エアリス」
「あの人に手合わせしてもらわない?」
「あの人・・・・?」
クラウドはエアリスが指を指した方向を見た。
そこには、風神と雷神がいた。
クラウド「うっそぉ〜ん!!」
エアリスは戦おうとしたが、クラウドが無理矢理止めた。
エアリス「なにすんのよ!!邪魔しないで!!あの二人を倒せば、きっとランクも上がるわ!!!」
クラウド「そんな勝手な事をしたら、上がるどころか怒られてますます下がるだろ!!!!!焦るな!!!!エアリス!!地道にやってりゃそのうちランクも上がるって!!いつもそうしてきたじゃないか!!どうしたんだよ!!エアリス!!お前、なんか今日変だぞ!!!」
エアリス「チッ!!!」
クラウド「!!??」
エアリス「ばれちゃあしょうがない・・・」
クラウド「なに!!!???」
エアリスは巨大な魔物になった。他の修行者達も、これに驚いて逃げ出した。
そこに、ムーとロックが現れた。
「ロック。コレが卒業試験じゃ」
「あぁ。今まで楽しかった。ありがとう・・・ムー師匠」
クラウドは魔物の姿へと変わり果ててしまったエアリスを一生懸命説得したが、理性を失っているのかクラウドの声すら届かない。
クラウドは、なんとか止めようとしたが、強い。
「ロック!!エアリスが!!」
「・・・彼女はどうやら魔住のようだな・・・」
「魔住?」
「一種の二重人格者だ。体の中に魔物が潜んでいる。」
「じゃぁ・・・エアリスは・・・?」
「斬る」
クラウドはその言葉に唖然とした。
そんな事はさせない!!と、言う前にロックはエアリスを斬った。固まったクラウド。エアリスは元の人の姿に変わって地面に叩きつけられた。クラウドは駆け寄ったが、反応は無い。クラウドはロックを睨んだ。
「ロック。コレでお前の卒業試験は合格じゃ。もうでてゆけ」
「寂しいな」
何事も無かったように会話をする二人にクラウドはますます腹が立った。
「テメェ!!ちょっとは同情くらいしないのか!!」
クラウドの叫び声にロックはエアリスの方向へ足を進めた。クラウドは何をされるのか、ロックを警戒した。
ロックの手がエアリスの額に置かれる。ロックの口がかすかに動いた時、エアリスが目を開けた。
「アレ・・・私・・・・」
「エアリス!?なにが・・・・」
クラウドは頭が混乱した。その混乱した頭をムー師匠が解釈した。
「ロックはさっきエアリスと共に魔住を斬った。エアリスが死んだ事によって魔住も死んだ。しかし、ロックは今「アレイズ」を唱えた事によって、エアリスだけが生き返ったのだ」
「アレイズ・・・・」
「ロックにとって朝飯前の魔法だ・・・。復活魔法「アレイズ」」
ロックは支度が終わり、ムーに別れを告げた。そして、彼はなにやら呪文を唱え、風に吹かれながら姿を消した。それをみたクラウドとエアリスは驚いた。
「今の魔法は!?」
「瞬間移動魔法「テレポ」。彼特有の魔法じゃ」
ムーはそう言った。そして、
「仲間を思う気持ちか・・・・。1ランク上げてやろう・・・」
「本当ですか!?」
「ただし、クラウドだけじゃ」
ムーの言葉にクラウドは耳を疑った。なぜ俺だけ?そんな思いの中、エアリスが最後の言葉をクラウドにかけた。
「もう会えなくなるね・・・。バイバイ。クラウド」
エアリスは涙目になって走り去った。クラウドはただ愕然として立っている事しか出来なかった。
クラウドは一人で特訓をしていた。エアリスに逢いたいと言う思いを背負いながら・・・
しかし、その夢は叶った。クラウドがムーにお茶を渡そうとしたとき、
パリン!
クラウド「あ!」
お茶を落としてしまった。
ムー「バカタレ!お茶を落とすなんて!1ランク下げる!」
クラウド「え?」
1ランク下げられた。
クラウド「よっ。」
エアリス「・・・え?あれ、クラウドじゃない。どしたの?」
クラウド「1ランク下げられた・・・」
エアリス「じゃあまた一緒ね。」
「ねぇ、あの2人できてると思わない?」
「ふっ・・・。俺達に比べるとまだまだ子どもじゃないか」
奥で2人の男女がクラウドとエアリスをみてなにか話していた。
その2人とはセルフィとアーヴァインだった。
2人は面白半分にクラウドとエアリスを恋人にしてやろうと考えた。なえなら、クラウドとエアリスは見た目鈍感だからお互いの気持ちに気付いていないからだろうと思ったからだ。
「いくよぉ!アーヴァイン!!」
「おぉ!決まってるさ!セルフィ!!」
『今日習った魔法!!コンフュ!!』
クラウドとエアリスにコンフュの魔法がかかった。相手を混乱させ、幻惑を見せようとしているのだろうか・・・・。
「うわ!なんだ!!」
「きゃぁ!!周りが!!」
果たして、クラウドとエアリスの目に映った幻覚とは!!
(尚、クラウドとエアリスの見えている幻覚はそれぞれ違います)
クラウド「みんなが、魔物に・・・!?」
修行僧A「ウガアアア!!!!!」
修行僧B「グルルルル・・・」
そしてムー師匠やロックまでが魔物になっていた!
クラウド「なんでロックがいるんだ?あいつはもう・・・それより、これってまさか、エアリスがなったのと同じ奴か!?じゃあ、倒してからアレイズを・・・アレイズなんて使えないじゃん!ど、どうしよう!」
エアリス「周りが真っ暗に・・・?何も見えない。クラウド!?ムー師匠!?いるの!?いたら返事して!!ねえ!誰か!?」
アーヴァイン「あれ、失敗したみたい。」
セルフィ「おかしいわね。まあいいや。これはこれでおもしろいし。」
アーヴァイン「オイオイ・・・(汗)」
「う・・うん?」
「あれ・・?」
クラウドとエアリスの目の前がハッキリしてきた。ふと周りを見渡すと、クラウドトエアリスを見て笑っている生徒や、唖然としている生徒がいた。
「なにがあったんだ・・・?」
「この様子を見ると私たちだけがさっきのようなものを見た感じね・・・」
「幻覚を見せられたいただけさ」
後ろの声に2人は反応した。
――――――――――ちょっと前――――――――――――――――――――
「お前ら何をしている?」
その声にアーヴァインとセルフィはギクリとなった。
「あ・・あれれ?サ・・・サイファー君じゃぁないかぁ〜へへ・・・」
「へへじゃないだろ。こんなところで許可ナシで魔法使いやがって・・・。」
「だって暇なんだもん!」
「アホか・・・このことは上に報告しておく」
「えぇ〜!!?」
サイファーの目の前からアーヴァインとセルフィは去っていった。そのあとにサイファーはエスナをかけてクラウドとエアリスの目の前に現れたのだ。
クラウド「なに〜〜〜〜〜!!!俺達、そのアー・・・なんとかって奴に馬鹿にされたって事か!!!キ〜〜〜!!!!ムカつく〜〜〜〜!!!!」
エアリス「クラウド。今の、サルみたい。(笑)」
サイファー「ぷっ。(笑)」
クラウド「笑うな〜〜〜〜(怒)」
その頃、アーヴァインとセルフィは、ムーに怒られている自分達姿のを想像していた。
セルフィ「こっぴどく叱られる・・・」
アーヴァイン「ランクを下げられるかもしれない・・・」
セルフィ「魔法使用禁止とか・・・」
アーヴァイン「まさか、追い出されるなんて事はないよな・・・」
二人「ぶるぶるっ。」
そこに、ムーがやって来た。
ムー「お前ら、クラウドとエアリスにコンフュを掛けただろ?」
アーヴァイン「・・・はい。」
ムー「あれはわしも見とった・・・」
セルフィ「見てたんですか!?(じゃあもう嘘つけないじゃん!)」
ムー「・・・なかなか上手いじゃないか。」
アーヴァイン「え?」
ムー「あれはなかなか上手かったぞ。今日習ったばかりなのにもう使いこなしていたじゃないか。・・・それに、あのクラウドとエアリスは笑えたな。一人で変な事してたし。」
セルフィ「ええ!?(想像してたのとは全然違う・・・)」
ムー「でも、これからはこういう事ははするんじゃないぞ。」
二人「はい。」
アーヴァイン「怒られなかったな・・・」
セルフィ「ラッキー♪」